芝原 暁彦 (しばはら あきひこ)
古生物学・古環境学、地球科学情報の「見える化」技術など、アカデミックなフィールドで知見を深め、メーカーへの技術移転や科学番組を監修。縦横無尽にカルチャーを闊歩するイノベーション人材。
ジャンル
スキル・教養 | 歴史・文化 |
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キャリア・教育 | リベラルアーツ |
主な講演テーマ
特撮の地球科学 古生物学者のスーパー科学考察
地質学でわかる! 恐竜と化石が教えてくれる世界の成り立ち
東京の地形を本で読み解こう! 貝塚爽平著『東京の自然史』
教室で化石発掘体験~きみだけの化石を持ち帰ろう!
東京凸凹地形散歩
プロジェクションマッピングで知る・楽しむ 東京100万年歴史地形散歩
化石観察入門
様々な化石の特徴、発掘方法、新しい調べ方がわかる
地形から見る土地の性質と地球の未来
講演料
応相談
プロフィール
1978年福井県出身。特撮に偏愛する古生物学者。恐竜学研究所客員教授。博士(理学)。18歳から20歳まで福井県の恐竜発掘に参加し、その後は北太平洋などで微化石の調査を行う。筑波大学で博士号を取得後は、(国研)産業技術総合研究所の地質標本館で化石標本の3D計測やVR展示など、地球科学の可視化に関する研究を行った。2016年には産総研発ベンチャー地球技研を設立、「未来の博物館」を創出するための研究を続けている。監修に『化石ドラマチック』『学名で楽しむ恐竜・古生物』(イースト・プレス)など、著書に『地質学でわかる! 恐竜と化石が教えてくれる世界の成り立ち』(実業之日本社)ほか。
主な研究内容
1. 古生物学・古環境学
海洋底コアに含まれる有孔虫という単細胞生物の化石群集を解析し、過去3万年間に渡る海洋環境変動をCAD, GISを用いて可視化しています。
2. 地球科学情報の「見える化」技術
”プロジェクションマッピングに特化した立体造型法によって地質情報を可視化した模型システムを開発し、検証やアウトリーチに利用しています。本テーマは2016年に産総研発ベンチャーとして法人化されました。
3. 地形・地質情報の三次元モデリング
ボーリングデータ、地下水データ、反射法地震探査データ等の各種地質情報をCAD,GIS上で三次元的に可視化し、神戸-西大阪周辺や岩手山周辺地域等における断層系と地下水温の異常帯との関連性を検討しています。
経歴
専門
- 古生物学
- 地球科学
- 博物館学
- 3D-CAD/CAM(コンピュータ支援設計・製造)
- 大学・研究所発ベンチャー運営、スタートアップ起業
学位論文
- Late Quaternary Paleoceanographic Changes off Southeastern
Hokkaido, Based on Foraminiferal Assemblages
(有孔虫化石群集解析に基づく北海道南東海域における第四紀末期の古環境変動)
資格
- 学芸員(2016.2. 文部科学省審査認定)
- 博士(理学)(2007.3. 筑波大学)
- CAD利用技術者補 (2006.7.一般社団法人コンピュータソフトウェア協会)
- 特定化学物質等作業主任者(2006.3.労働安全衛生管理協会)
担当科目
- 実践恐竜学(デジタル3D計測). 福井県立大学 地(知)の拠点大学による地方創生推進事業開講科目.
- 地質学と3D造型. 広尾学園スーパーアカデミア.
- 日吉学(地質と3Dプロジェクションマッピング). 慶應義塾大学教養研究センター実験授業.
職歴
- 2019- 恐竜学研究所 客員教授(兼務)
- 2017- 明治大学サービス創新研究所 研究員(兼務)
- 2017- 産総研発ベンチャー 地球科学可視化技術研究所 所長
- 2011-2017 国立研究開発法人 産業技術総合研究所 地質標本館
- 2010-2011 独立行政法人 国立環境研究所 博士フェロー
- 2008-2010 独立行政法人 産業技術総合研究所 特別研究員
- 2007-2008 筑波大学 生命環境科学研究科 博士特別研究員
所属学会・団体
主な実績
書籍
テレビ出演
- 「探求の階段 立体地図で未来につながる情報を」(テレビ東京)
受賞歴
- 2013.11. 国土交通省 G空間EXPO2013 Geoアクティビティフェスタ 優秀賞
- 2008.10. 日本陸水学会 優秀ポスター賞(共著)
委員歴
- 東京地学協会 (助成選考委員(兼務), 2019-).
- つくばミニメイカーズフェア(実行委員・審査委員, 2019-)
- つくばベンチャーズサロン (世話人代表, 2018-).
- 東京地学協会 (行事委員, 2017-).
- 日本地図学会 (企画委員, 2017-).